冷酷社長の極上の愛
私の質問に、ニコッと微笑んだ。

「私の名は、

大沢美影(おおさわみかげ)と言います。

白鳥宗吾社長とは、幼なじみ、ですね?」



「美影さん?」


「・・・はい。

白鳥宗吾に、貴女みたいな可愛らしい方は

似合わない」


「・・・え?!」


「また、近いうちに、お会いしましょう」

・・・

呆気にとられる私をよそに、

美影はその場を立ち去った。

白鳥宗吾に似合わない。

・・・

私たちの関係を知ってるようだ。

幼なじみと言っていたが、

宗吾の口から、美影の事は聞いたことがない。

まぁ、当たり前か。

会社に入って、秘書になって、

最近やっと付き合いだしたのだから、

知らないことが多い。

私の事も、すべて知ってるわけではない。
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