冷酷社長の極上の愛
【宗吾side】

バタン。

・・・

勢いよくドアが閉められ、

少し驚き顔を上げた。

「…どうした、亜紀?」

「…なんでもありません」


「明らかに何かあったと、顔に書いてあるが?」

「・・・気のせいです」

・・・

言葉とは裏腹に、

亜紀の顔は明らかに赤く、

少し戸惑ってるような表情を浮かべている。

・・・

美影が帰ってから、

亜紀の様子が少し変だ。

・・・というか、

今までどこに行っていた。

数分間ではあったが、

亜紀が席を外していた。

・・・

「どこに行ってた?」

「?!!」

私の言葉に、目を見開いた亜紀。

やはり、何かあったようだ。
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