冷酷社長の極上の愛
【宗吾side】

…美影との仕事は約一年がかり。

その契約をしっかり果たし、

今日は、ショッピングモールの中で、

完成披露パーテイーが行われていた。

・・・

たくさんの客。

たくさんの報道陣。

それはそれは大きなパーテイーだった。

・・・

でも私はこんな事より、

普段とは全く違うドレスを身にまとった亜紀が、

こんなにも綺麗で、

亜紀だけを見ていたかった。

・・・

数時間の間、

私は亜紀から離れる事はなかった。

どんな男からも、亜紀を守りたかったから。

・・・

「今日は、忙しいのに、

来てくれてありがとう」

そう言って私に手を差し伸べたのは、


「・・・いや。

最高の出来をこうやって披露できて、

私も満足してる・・・

これからが大変なんだ。頑張れよ、美影」
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