冷酷社長の極上の愛
私は笑顔で首を振る。

「私は白鳥建設に憧れて、

ここに入社しました・・・

まだここで働けることを誇りに思います」

そう言って頭を下げた現場監督。

・・・

「ヤダ、私は本当に何も。

頭をあげてください」


「前原、何してる、行くぞ」

「は、はい!」


私は慌てて宗吾の元へ走った。

現場監督に手を振り・・・

良かったと思った瞬間だった。

・・・

車の中。

落ち着いた時間が流れる。

・・・

「・・・前原」

「・・・はい」

「私に楯突いたのは、前原が初めてだ」

「・・・すみません」

冷静なった、今更、恐縮してしまう。
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