小さな初恋
花柄は嫌がることなく、


興味ないと態度で表していた。




“あたしは、健斗が好き"


日を増すごとに、

花柄の兄貴への思いはふくらんでいくらしい…



<健斗くん元気?>

<彼女とは…どうかな?>



そうやって、


葵のことも聞いてくる花柄は、潔いというか…


正々堂々…

恋をしているようでかっこう良かった。





ただ…

そんな噂を許せない奴が1人…





「愛ちゃん?」


俺に不満がある時は、

昔から初真は俺を“あいちゃん"と呼ぶ。



名前に“愛"があるからって…


最悪な呼び方だ。








< 107 / 200 >

この作品をシェア

pagetop