小さな初恋
わざと嫌そうな顔をしたけど、



『お願い!!


久しぶりにい~でしょ?!』



なんて言われて、

結局家で待ってもらうことにした…





はあ…


話なら休み時間にいくらでも聞くからさ…




家まで来んなよ…!!


『あっ、

今日は…健斗くんいるかな?』



思い出しかのように、


聞いてきた花柄のその態度に気付かない俺は、




『兄貴ならいるんじゃない?』



と、


適当に答えた。




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