小さな初恋

初恋

悔しいけど、


それが俺の初恋だ・・・・・・




『葵?』


長い黒髪を後ろで束ねて、


その年では珍しい薄いメイク。




気取らない。

飾らない。



ありのままのお前が、

俺は好きだった。





いつだって真っ直ぐな目をしていて、


その淡い茶色の瞳が、


俺をとらえて

見つめてくる度に、


『愛斗?』

思いは溢れ出す。





俺が虜になったのは、


そんなお前だからだよ…?




< 2 / 200 >

この作品をシェア

pagetop