小さな初恋
「告白だって、
フラれるの覚悟でしたんだ…

でも、

美空くんは付き合おうって言ってくれた…」



「うん…」



帰るのをやめて、

もう一度公園のベンチに座り直した。





「でもね?分かってたんだ…

好きじゃないのに、

告白を美空くんが受け入れたの…」



「…ッなんで?」



俺が聞くと、

電話の向こうで水口は笑った。





「“女の感"」














< 87 / 200 >

この作品をシェア

pagetop