悪魔的に双子。
始業式の日は結構あっという間に来た。


前の日は妙に緊張してなかなか寝付けなかった。


おかげで朝は卵焼きを巻きながら寝そうだった。


それでも一人では起きられない子供三人を起こす時にはだいぶ頭が働いてきて、やっと凛太朗先輩に会えるんだという実感が湧いてきた。


日にちにしてみれば大したことはないけれど、もやもやするのにはうんざりしていた。


早くすっきりしたがっている自分に、わたしは少し驚いた。









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