スイート・プロポーズ
でも、まだ一週間だ。
急激な変化なんて、そうそう訪れるものじゃない。
「人の恋路に、首突っ込む趣味はないけどさ」
美琴は多分、心配して言っているのだろう。
けれど、深いところまで入り込んで、ふたりの仲を引っ掻き回したいわけじゃない。
円花は苦笑して、食後のコーヒーを味わう。
「ねぇ、部長にプレゼント贈るとしたら、何がいいと思う?」
「プレゼント? う〜ん・・・・・・なんだろう? 実用的なものがいいような気がするけど、どうして?」
「誕生日プレゼントもらったから、部長の誕生日にも用意しなきゃと思って」
毎年、広報部一同と称して、誕生日プレゼントを贈っている。
けれど、今年はそういうわけにもいかなくなった。
「なるほど。でも、夏目部長の誕生日、9月でしょ? 性急すぎない?」