水晶の少年 【第一幕 完結】※続編「SEASON」 



マジかよ。






まだ……アイツ、
捕まってなかったんだ。






バイクから降りて、
オレも建物の影に隠れながら
一本の電話を入れる。






「もしもし、氷雨。
 補講は終わった?」




電話の向こう、
全てお見通しの先代総長。




「朔良さん。

 今、学校終わったんですがアイツがいるんです。
 最初にオレが見た現場に居たもう一人が。

 写真送ります」




即座に電話を切って、
アイツの写真を携帯に収めると、
朔良さんへと送信をかけた。





それと同時に、こんな状態で
……妃彩の場所には行けない……。




ただその思いで、
1通のメールを送信する。








To:妃彩



悪い……。

メリークリスマス。
今日は行けなくなった。



また埋め合わせはする。



氷雨











アイツが肩を落として悲しむ姿が
脳裏に思い浮かぶ。


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