隣のアイツはあまあま狼!
こうして放課後が来た
「なぁ、お前誰かと帰る予定とかある?」
「え、ないけど....何で?」
「いや、あれがめんどくさいから
お前と一緒ならくっついてこないんじゃないかって思ったから」
金浦くんが指指した方向には廊下にたくさんの
女子が溢れかえってた
「すご....」
「てなわけで行くぞ!」
そう言ってわたしの手を取って歩き出した
手さりげなく握っちゃってる....
どうしよ恥ずかしい
「翔くんその子誰?」
「俺の彼女、だからもう近づかないでくれる?」
「えぇ~!?」
先輩方の視線がこっわ~いよ!
「心愛、行こ?」
うんそうだね....
え!?
いま、心愛って....
初めてわたしの事名前で呼んだ!?
後ろで慌てるわたしをよそにぐいぐい外に向かう金浦くん