隣のアイツはあまあま狼!



「狭いけど上がって?」



「うん、お邪魔します」




祐杞の家入るの久しぶりだなぁ



小さい頃よく遊びに来たっけ?



あの時は祐杞のお父さんお母さんも兄弟も居て



にぎやかで大きく見えたこの家は



今では祐杞が1人暮らしだからなのか



すごく静かで小さく見えてくる



祐杞の部屋に入るとキャラに合わないモノクロの家具だらけだった




「ソファーでくつろいでて?」




わたしは言われたとうり座って待っていた



少しもしないうちちに祐杞が濡れたタオルを持ってきた




「これで冷やして?」




祐杞からタオルをもらい目に当てた



とても冷たくって泣いて熱くなった顔が一気に冷めていった




「心愛が泣いてたのってもしかして金浦くんのせい?」



「へ?・・・ち、違うよ」



「図星・・・って顔してたよ?」




やっぱ祐杞にはお見とうしってことなんだね




「そうだよ」



「金浦くんになんかされた?」



「・・・・」



それはどうしても言えないよ




「心愛はいつもそうやって僕に隠し事するよね?

もっと・・・もっと頼ってくれてもいいんだよ?」




そう言ってわたしをギュウっと抱きしめた







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