彼女志願!2nd
甘く低い穂積さんの声。
でものっ、のっ、のしかかるってー!!!
「もうっ、恥ずかしいんだからっ……」
顔が熱い。
私ぜったいまっかっかだよ……。
ドキドキしつつ身をよじって彼と向き合うと
「いつまでも恥ずかしがるあなたが好きで堪らないんですが」
「ほっ、穂積さんっ!」
「ただいま、萌」
穂積さんはくすりと笑って私のおでこにキスを落とす。
そしてじっと私を見つめる、セルフレームの眼鏡の奥の瞳は、相変わらずきれいで涼しげで。
大好きな穂積さんのお顔に、胸がきゅーっと締め付けられてしまう。
一緒に住むようになっても相変わらずぽーっとしてしまう私。
でも仕方ないよね。穂積さんが大好きなんだもん。