彼女志願!2nd

「そりゃ嬉しいですよ。もちろん。アニメ化されれば当然本は売れますし、フェアだって全国展開で打ち出せる。だけどその分、白鳥先生以外の担当作家にきめこまやかに目を配ることができなくなりそうで……」

「あ……」



そうだ。穂積さんはたくさんの作家を担当する編集者。

アニメ化ともなればそちらに忙殺されて、今までのように担当作家全員に目を配るのは難しくなるかもしれない。

穂積さん、そのことを気にしてるんだ……。


さすが翡翠社の敏腕編集者だと誇らしい気分になるのと

そうか、そうすると担当作家である私も、ついつい後回しになっちゃうのかもしれないなと、寂しい気分になる。



「一緒に住んでいる萌だって、すでに振り回してるでしょう」



そして穂積さんは、ずるずると私にもたれかかり、膝に頭を乗せた。



「すれ違いが増えると思いますが……僕以外の誰も、見ちゃだめですよ」

「えっ!?」



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