年の瀬のヴァンパイア
深夜、客間
夜中の0時なんていうのはそんなに深い時間じゃないけど、麻衣ちゃんと布団を並べているわけなので、部屋の明かりは消さざるを得ず…

あたしは頭から毛布をかぶって携帯いじりに勤しんでいた。


バンッ!!


突然、窓ガラスが外から叩かれた。


バン! バン! バン!


あたしは毛布を跳ね上げた。
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