ガラスの靴をもう一度
すごく、重苦しい空気が流れてるんですけど…。
だいたい、私には嫌みを言う崇史さんも、何で原田さんには黙ってるのよ?
怪しい…。
「あっ、もしかして原田さんも資料を取りに?だったら、私が貰ったんで、一緒に戻りますか?」
「えっ!?あ、うん。そうする」
と言いながらも、原田さんの視線は崇史さんへ。
そして崇史さんは、不自然なくらいに顔をそむけている。
一体、何よ?
気になるじゃん。