君の為に出来る事
この所、残業の時間も減り、家に帰る時間もだいぶ早くなった。
でも、早いといっても9時を少し回る。
その頃に帰ると、彼女が家に居ないことが多々あった。
こうなると、やっぱり男がいるんだとおもわざるえない。
けど、大概は俺が寝静まった頃を見計らって帰ってくる、そんな行動を取る彼女
――あーあ、なんかこんなの辛いな。
そう思っても、俺だけではどうにもならない。
ここから出ていくにしても、新たにすむ場所を確保しなければどうにも動き用がない。
でも、ふたりの為に借りた部屋なのに、ひとりぼっちは寂しいすぎて、
見る気もないテレビを付けっ放しにし、俺はいつものようにソファーに身を沈めた。