【BL】フラグなんてお呼びじゃない!
賢哉は兄貴としょーたが付き合ってるって知らない。
だから、なんだか気まずいのだろうしょーたの姿を、俺はとりあえず黙って見守る。
「ゆう、本当にいいの?」
そんな俺の頭にポンッと手が乗せられ、
兄貴の方に無理矢理頭を回された俺。
地味に首が痛い。
「いいよー。
だけど、俺ずっと聞かせてもらうから(笑)」
俺はニヤリと笑う。
俺が今日しょーたを家に連れてきた理由。
それは――。