僕達はまた同じ人に恋をする





「そんなこと言われたら勘違いしちゃうよ」





「俺も新しい恋みつけよっかな」







その言葉にさみしさを感じた






「できるよ、夏川くんなら。いい恋」







過去にはもう戻れない








「そろそろ帰るか。送ってくよ」







「いいよ、わざわざ。あたしなんて襲うやついないし」







これ以上涼といたらもう隠しきれないよ






「バカかお前は。鏡よくみろよ、めっちゃ女じゃん」






そっか涼に今のあたしはそんな風に見えるのか






「じゃぁ、お言葉に甘えて」






「おう。っていうかさ神埼って見た目に合わないしゃべり方するよな」







「失礼だなー」







「わりーわりー」








そのあと家に帰って一人になったあたしは大泣きした







止まらなかった







涼・・・
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