小さな小さな恋物語

*4

-智流-



「うわー! むっちゃくまタンがいる」


俺が佑希ちゃんの部屋に入って最初の言葉だった。


部屋にはあっちこちのくまタングッズが置いてあったからだ。


俺も好きだけどここまでは持ってないから。



「だってくまタン大好きだもん」


拗ねたような目を上目使いで俺を見る。


そんな可愛い顔を男の子に見せるんじゃありません!?


にしても、可愛い…



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