小さな小さな恋物語
「あっ! やっと元の智流に戻った。それじゃあ、図書室に戻ろっか?
亜依と崇に心配してると思うから」


そう言って、俺に手を差し出した。


「?」


よくわからないって顔をすると、佑希は俺の手を無理矢理掴んで歩き出した。



「なっ!」


俺の顔が体が暑くなっていく。


今、絶対顔が真っ赤だ!


俺は赤くなった顔を隠すように顔を下にさせながら、佑希の後を着いていった。



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