流れる星を見つけたら

「起きる」
近くにあった彼のシャツを借り
頑張って起き上がり
額にキスして彼をごまかす。

「まず一回家に帰りたいの。ごめんなさい送ってくれる?」
昨日の披露宴のドレスのままじゃダメだわ。着替えて化粧もしてこなきゃ。

「嫌だ」

思ったとーりの返事。

「じゃぁいい」
頬をふくらませると

「今夜も来てくれる約束しないと送らない」

「小学生か」

「そうだよ」

長身の彼が私を胸に入れる。

「好きだから仕方ないだろ」

子供だね。


イケメン俺様邪悪刑事は

本当は
優しい甘えっ子。



私も


大好きだよ。


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