ー美し桜と乱れし鬼ー

壱

平凡と夢

「行ってきまーす！」



いつもと変わらない日々。


私はいつも通りに学校に通って過ごしていた。


「里奈！おはよう！」



「おはよ〜。今日数学の宿題当たるんだけど、ノート見してくれない？」



「いいよ。はい」


ありがとうと言って黙々と写しはじめる里奈。



「宿題ぐらい自分でやんなよ？」



「はーい」


とか言っていつも、写してるんだけどね。