ー美し桜と乱れし鬼ー
里奈が不満なまま、私から離れた。



「意地悪ぅ〜。じゃ、あたしは教室戻る!」



少し、怒った顔して、自分の教室に戻っていった。




抱きついた里奈がいけないの!




そんな事を思っていたら、朝のチャイムが鳴って担任の先生が入ってきた。




「よーし。お前ら出席とるぞー」



こんないつもと変わらない日々がいつまでも続くと思っていた。
< 4 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop