君色【完】







「大丈夫?」

「う...ん...っ」

「......」




嗚咽交じりに返事を返す絵梨。

俺は、そんな絵梨を優しく包み込むように抱いた。



「......ごめ...なさ...っ」

「...なにがあったの?」

「......っ」

「...話せるようになったら言って」

「...うん......っ...」




頭を撫でる。

サラサラのロングヘアから、微かに香るシャンプーの香り。




< 144 / 277 >

この作品をシェア

pagetop