君色【完】






「じゃぁね、立花さん」

「うんっ」




安藤くんと別れると、千恵ちゃんが背後から話しかけてきた。


「えーりっ」

「千恵ちゃんっ」


少し驚いたあたしは、いつもよりも声が少し大きくなってしまった。



「な、なに?」

「最近、安藤くんと仲いーじゃん」

「え、そうかな...」



照れながら返事を返す。


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