君色【完】







正門に近づいていくと、あたしに気づいた拓人がこちらを向いた。




「絵梨!」

「...拓人...」


拓人は、あたしの名前を大声で呼ぶとこちらに近づいてきた。




「よっ!」

「...“よっ!”って、なんなの?この集まり...」

「わかんねぇ。けど、なんかメアド交換してとか言われた」

「......イケメン...?」



あたしは、拓人の顔を見ながら疑問の声を出した。



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