図書室から見る君は…
校門まで来て足が止まった。

時計を見ると5:50分。

あと10分も見れたのに…。

でも10分もあのやり取りを見るのは…きついな~……。


それからぼーっとしてるともう6:10だった。

『ヤバッ!サッカー部来るし!!!』

泣き張らした目で鈴木くんに会えるわけない。

まぁそれは遅く……。

「宮瀬??」

こっ…この声は…!!

そっと後ろを向くと…

『なぁーんだ寺山』

「なぁーんだとはなんだ!!ww」

寺山は同じクラスで男子の中ではよくしゃべっている。

「今日吹奏休みじゃね?」

『うん』

「なんでいるんだよ~!!」

『いちゃ悪いかよ!図書室行ってたの!』

「本読むんだ~」

『当たり前~!!』

「あれ?泣いた?」

グッ…なんで分かるんだよ…!!

『べっ…別に』

「あっ今嘘ついただろ!眉間、シワよってる!」

すると寺山は自分の手を私の頬に触ろうとすると、

ガッ

「ん?」

「寺山くん、下校時間来ますよ~」

うわっ!一番会いたくない人…鈴木くん。

「おぉ~ヤバッ!虫明に怒られるわ!」

※虫明…サッカー部の顧問。

「って鈴木もだろ!!!」

「まぁまぁ…俺と宮瀬は帰ります~!!」

『えっ?うそ~~~~』

ガシッ そしてダッシュ


何分かして着いた公園。

ここどこ??

『あっ…えっと~…』

「あのさ~…」

『はい?』

「寺山に何されようとしてた??」

『えっ?え~と…………何?』

「こうやってされそうになっただろ?」

すると、私の頬に触れそうで、触れないくらいの距離まで迫った。

『あっ…あの~…これは??』

「ごめん…なんでもない…」

手は下ろされた。

『ハッ!はぁはぁ~』←息を止めていた。

緊張して息を止めるって私は馬鹿か!!

なんか鈴木くん怒ってる?

私なんかしたっけ?
えっえっ何?
た只今私混乱中です~。



「俺さぁ~………」

『はい…』

「………………」

あっ…止まった。

『どうしt「宮瀬が好きだ……」



はっはぁぁぁぁぁぁぁ~~~!?!?!″
< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop