こっち向いて、早瀬先生。
綾花はさらに続けた。
「ねぇお願い!ひなた、協力して!」
はい?
まるで、爆弾を投下されたみたいな
衝撃が時間差でわたしを襲ってきた。
わたしが、協力する?
先生と近い存在だから?
先生と綾花が、付き合う?
ふと、頭の中に
幸せそうな笑顔で手をつなぐ
先生と綾花の姿が浮かんだ。
かわいく整った顔立ちの綾花と
背が高くてかっこいい先生は
とてもお似合いで。
チクチクと胸が痛くなった。