My Sweet DRAGON
付き合うってどーいうことだよ!てか、そもそもアタシ、コイツのこと好きじゃねーし!いや、好きだの付き合うだのの前に、アタシ、こんな奴知らねーし。



「あの、返事は…」



「いいぜ。パシリとしてなら」



「ちょっ!?なに勝手に!」



「はい!!それでもいいんで彼氏にしてください!」



「しょうがねぇなぁ」



「はい!」



「はぁぁぁー!!」



当のアタシの意見なんて無視。なぜかサクサクと話を進めていく鈴木とドM男。



「イエーイ!パシリ、ゲットだぜ!!」



「イエーイ!!」



「いやいや!アタシはいいなんて一言も…」



「「「イエーイ!!!」」」



「オイ!」



「「「「イエーイ!!!」」」」



「……マジかよ」



いつの間にか復活したのか、田中、佐々木も仲間入り。これはドッキリか?ドッキリなのか!?テメェらグルだったのか!?と、思わずツッコんでしまいそうなぐらいフレンドリーにハイタッチを交わす4人を目の当たりに、アタシはただボーゼンとその様子を眺め続けた。

< 4 / 37 >

この作品をシェア

pagetop