幼なじみと一途な恋愛



すると燈弥は、私の頭にポンと手を置いて、


「安心しな。俺あーゆう女嫌いだから」



そう言ってふっと笑うと、私の頭から手を離した。



その仕草に、私の胸が大きく鳴って、ドキドキがとまらなくて。

体中が、痺れが走ったように疼いて。



好き……好き……。


燈弥が好き。


大好き。



「燈弥」

「何」

「大好き」

「あっそ」



私は先を歩く燈弥を追いかけて、隣を歩いて行った。




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