やっぱり好き

なかなか言えない

手紙を出した放課後。

私は廊下で俊也のことを待っていた。

「遅いなぁー」

「ちゃんとがんばって言うんだよ!」

隣にいた美南海が言う。

「うん・・・・」

ぁ。もう少ししたら出てくるかも。

そう思い、私は階段を降りた。

「ちょっ何してんの!?あの人降りたよ!」

「え・・・・どうしよ・・・・」

とりあえず、先にいって待っとこ・・・・

私は急いで、あの帰り道にいった。

でもいくら待っても俊也は来なかった。

私は学校に戻って、美南海のところに行った。

「話せた?」

私の顔を見た瞬間美南海が私に言う。

でも、私は

「ううん。」

「もう!何やってんの!?さっきあの人探してたよ!?」

「え・・・・うそ・・・・」

「本当!1Rの前いたよ!?」

「うそ・・・・・」

探してたって・・・・

そんな・・・・

どうしよ・・・・

私・・・・・

そのまま私は2階に上がった。

「どうしよ。。。。あたし馬鹿だ・・・・。」

すごい馬鹿だ・・・・。

結局この日はいうことができなかった。
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