ロミ×ジュリみたいな
「ソイツ大丈夫?死んでる!?

お嬢ちゃんのボディーガードじゃないわけ?」


『縁起悪いこと言わないでください!!…情けないけど。

気絶してるだけです…多分』


慶介の体に触れると、胸は上下して息していることを表している。

顔をペチペチと叩いてみるが応答はない。

完全に伸びている。


ワイルドお兄さんは一撃で仕留めたイノシシを左手に抱え、右肩には慶介を抱えた。


「こんなとこにいたらクマが出るかもしれないから、学園に行こう。

お嬢ちゃんも一緒においで」


『お嬢ちゃんって…!!子ども扱いはやめてください!!わたしはレデーなんですから』


ははは、悪いな…と言いながら道なき道…獣道?を進んでズカズカと歩いていく。

歩き方もワイルド…っていうか、ガサツな感じ




< 10 / 25 >

この作品をシェア

pagetop