初恋の続きをもう一度【完】


『傷ついてることぐらい分かってる。でもこの方法が1番いい方法だから。


トイレに行く理由?そんなのわかるわけないだろ!』



『泣いてるからに決まってるでしょ!


ありさは二人が仲良さそうなのを見ると、トイレに言って、


1人で泣いてるんですよ!


そんなありさをあたしはもう見てられない。


あまりにもかわいそ過ぎますよ。』


あたしは涼晴先輩に強く言った。



『ありさが・・・・泣いてる・・・?』


一瞬涼晴先輩が固まったのが分かった。


『そうですよ!



しかも涼晴先輩と付き合ってたころのありさと、


今とでは変わってしまった。


涼晴先輩と付き合ってたころのありさは、


毎日涼晴先輩とのノロケ話を聞かせるんです。

ホント嫌ってぐらいに。


でも別れてから、涼晴先輩の話をあまりしなくなりました。』



『そうか・・・』




< 217 / 269 >

この作品をシェア

pagetop