初恋の続きをもう一度【完】



「企画書見せてもらったよ。


家族連れでも楽しめるような一ノ宮さんのプラン、ぜひ商品化したい」


中村常務は微笑んで言った。

あれ・・・?

この笑顔どっかで見たことあるような・・・。



・・・気のせいかな。


「そう言ってくださって、恐縮です」



「それで今夜ミーティングも兼ねて、食事したいんだ。」


「はい、分かりました。

何時くらいがよろしいでしょうか?」


「8時に社の1Fのロビーで会おう」


「分かりました。」


「君への話は以上だ」


「ありがとうございました。


失礼します!」


私はソファーから立って一礼をし、常務室を後にした。
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