王子様は婚約者

「…………。」





薫が目を見開いて固まっている。




「薫…?」





「えええぇぇーーーッ!マジで言ってんの!?よかったじゃん!」






「薫声が大きい!」




「ごめんごめん!それより、どうして櫻井くんが相手でそんなに落ち込んでんの?もう、ほんとにシンデレラみたいじゃん!」
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