あなたのギャップにやられています

「ち、ちょっと、待って」

「待てない。どんだけ焦らす気?」


焦らすもなにも、ここは外だし。しかも寒いし。


「待ってよ。こんなところで」

「大丈夫だよ? 誰もいないし、ちょっとめくればできるし……」


な、なにを生々しいことをぬかしているんだ!


「いやっ、いやよ!」


思いっきり彼を押すと、やっと離れてくれる。
野獣だよ。どんだけ肉食なのよ!


「あはは。嘘。
冴子の裸、誰かに見られたらいやだし。
冴子があんまり俺を誘うから、意地悪してみた」


そんな意地悪いりませんてば!


焦る私と余裕の彼。
今まで立場は反対だった気がするんだけど……。


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