あなたのギャップにやられています
「ちょっとー、よく考えたらあの絵、あなたじゃない?
えっと、下の名前……」
「あっ、冴子です」
「そう、冴ちゃんだわ」
冴ちゃんって……さっき会ったばかりだけれど?
ま、この際なんでもいいか。
「あの絵って?」
「あぁ、これ」
マスターが一旦奥に入っていって、小さなフレーム入りの絵を持ってくる。
「あー、やっぱりそうよ。
私、これを見たとき、この女の子に惚れてるんだってビビッと来たのよねー」
「木崎君が初めて持ってきた絵の中にこれがあって、ひと目で気に入ったから買ったんだよ」
「マスターが?」
「そう」