あなたのギャップにやられています
印刷工場に駆け込むと「またあんたたちか」と、予想通り嫌な顔をされる。
それはそうだ。
私たちと営業とのバトルに振り回してしまったのだから。
「この間は、申し訳ありませんでした」
「あぁ、まぁいいよ。
俺もあんたたちの言う方がやっぱりいいと思ってたから。
だけど、次々と変更されるのは困るんだよ。お陰で残業だらけだったし」
「すみません」
ふたりで頭を下げると、工場長は難しい顔をした。
「それで、今日はなんだ?」
私は工場長に自分の提案を話し始めた。
印刷のプロが、なんと言うかはわからない。
だけど、自分たちの納得できるものを作るには、ぶち当たってみるしかないのだ。
「んー」
一度唸ったっきり、腕を組んでなにもいわない工場長に、すごく緊張して変な汗が出る。