似ているからこそ、相容れない。
はじめまして、だよね。どこかで会ったことない?



「はん?なんじゃらホイ」



尻餅をついて辺りを見渡す少年。


否、少年顔の少女がとある空間へと強制的に送られてきた。


長い黒髪に焦げ茶色の瞳。


幼き風貌の少女・【ミチル】はふと、自分が洋風の見たこともない部屋にいることに気づく。



「………なんか、なーんか面白そーな予感がするー。うしっ、探険しまそか」



勢いつけて立ち上がり、建物内へと繋がる扉を乱雑に蹴破る。


礼儀の「れ」の字も知らない、知ろうとしない彼女にとってはフツーのこと。


哀れな扉はギシギシと音をたてて崩れ倒れていった。

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