strawberry tea



空にも、湯船にも浮かぶ三日月。

湯船に浮かぶ月をすくおうとしても、歪んで取れ無い。




…蓮は凄く優しくしてくれた。



…凄く安心した…。






お母さんと子供も出て行き、あたし一人になる。



………梢ちゃんは…






あたしの頭にふと梢ちゃんの笑顔が蘇る。




蓮が好きなのかな…?



分からないけど…そんな気がするんだ…。






……はぁ~もう!!!!!!





梢ちゃんの事でも頭が重くなるよ……





あたしが頭を抱えていると……







ガラッ



背後からドアの開いた音…誰かが入ってきたようだ。










『あれ?冬嘉ちゃん!?』





………梢ちゃん。




あたしが振り返ると、そこには梢ちゃんが居た。




『やっぱり♪
ちょっと待っててもらっていい!?

いろいろ話そうよ!

ごめんね!!
超高速で体洗うから!!』










――チャポン。



あたしの隣に、湯船につかる梢ちゃん。

短い茶髪から水滴が落ちる。




さっきはびっくりして良く分かんなかったけど…



凄く綺麗な人だなぁ…







『気持ち良いよね~♪』



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