strawberry tea


「すみませんっっ!!!!」


『は?何でアンタが謝るの?』



「…その石……あたしが蹴りました……。」





すると男は立ち上がり、ズボンについた汚れをはたいた。




『弁償、してくれる?』





睨んでくるその人。



ええっ!!?
何この人っ…カンジ悪っ!!!




あたしが敵対心を持っていると………
(↑アンタが悪い)





『はは。嘘うそ。』






楽しそうに笑った。




……………。


何か格好いい。







高い背。

茶色の髪に軽くパーマがかかっている。

そこに赤紫のメッシュが少し所々にかかっていて、おしゃれそうな雰囲気。







『アンタ名前は?』



「あっ、二年の海宝冬嘉といいます!」



「海宝ね。
俺は三年の三宅裕也。

じゃ、今度は石、蹴らないようにね。」





そう言うと三宅先輩は、去っていった。



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