strawberry tea



『ああああああっ!!!!』





・・・へ?
さ、叫び声・・・?


あたしと蓮がその叫び声の方向を向くと・・・







康輝君がプルプルと蓮を指差していた。



な、何!?!?



しかも、蓮は感づいたようで・・・
蓮も驚きの表情を隠せない。






『何で居んだよ!?』


康輝君が言った。



『何でって・・・そっちこそ。』


蓮が言った。



『転入して来たんだよ!!!』
『はあ?いつ?』

『今日だっつーの!』
『知らないから。』

『お前クラス何?』
『1-E。』



二人の言い合いが続く。
あたしはただただ交互に二人を見るだけ。



『1-E!?
朝挨拶行ったし!!!』
『はあ!??朝いたの!??』



蓮・・・・・・・・・どんだけだ・・・・・・・・



『うわ~~~~・・・
ま、俺も気付かなかったけどさ。』
『まじかよ・・・。
俺寝てたかも・・・。』




「・・・・・あの・・・・・・・・」



二人の言い合いが少し落ち着いたところで、あたしがおずおずと話し出す。




『どした?』『何?』


二人の声がハモった。






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