Be yourself!
御子柴さんの焦ったような声が聞こえて。発作的に男の着ていたシャツをつかみ、持ち上げていた。
ドスン、とお尻から着地する男。
とりあえず頭は打たなかったみたいだ。
ホッとしていると、パチッと部屋の明かりがついて、御子柴さんが駆け寄ってきた。
そして私に投げ飛ばされた男を見て、ため息をつく。
「銀二、なにやってんだ、お前……」
「えっと、久しぶりのおんにゃのこに、つい……ふざけて……後ろからスキンシップ……あたたた……」
「ついスキンシップって……その誰彼かまわずの女好き、今に訴えられるよ、マジで……」
そして御子柴さんは、申し訳なさそうに私に視線を向けた。
「藍田さん。申し訳ないけど、そいつ放してあげてくれるかな」