☆SUKI SAKE☆
「しぃ、俺らも移動だから行こう」


「あっ、うん」




すっかり普通に振り返ってしまったら矢野と目が合ってしまった。


きゃーっ。ヤバイヤバイ。即座に目をそらした。だってお腹がまた熱くなってきたんだもん。


ドキドキにお腹が熱くなるとかもう重症すぎる。


聞こえてきたのは大きなため息。
やっぱり気づいてるよね?ごめんね。




「愛衣、ごめん!ちょっと矢野と先に理科室行ってて。あたし、探し物があって」



「探し物?待ってるよ。ねっいっちゃん」




「うん」
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