☆SUKI SAKE☆
「どういうこと?」




「愛衣とみぃはしぃの味方ってこと。しぃがいっちゃんと付き合いたいならちゃんと背中押すし、いっちゃんは友達っていうならいっちゃんの魅力を全面的に話す」




「結局は一緒じゃん」




「ねえ、あんたももうわかってるんでしょ?自分の気持ち」




「・・・・ズルい」




「あんたの鈍感に拍車かけたんだから感謝してほしいくらい。いつも樹の隣。それに目で樹を追って他の子と話してると悲しそうな顔をする」




「うんうん。いっちゃんが他の子に笑いかけてると切なそうだし。いっちゃんに話しかけられるととびっきり嬉しそう」




ニコニコしながらあたしを 見つめてそんなこと言うんじゃないよ。


そんなにあたし、矢野のことばっかりだったのか。
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