想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
―――バンッッ



「おはようございまーす!」


――ッッ! 

木下サンがパッとあたしの頭から手を離す。


突然山口サンが入って来た。

び、びっくりした〜!


時計を見ると、もう8時40分。


「おはよーございます……。」


やばい、絶対あたし顔赤いよッ――。

まだドキドキしてるしッッ。

「はよーッス。」


挨拶を返した木下サンを見ると少し顔が赤い。


ちょっと嬉しい。

木下サンも同じ様に照れてる事が……。




でも、なんで…?

あたしの頭に手を置いて、あたしを見つめて居た木下サンの顔が頭から離れない…。


あたし、期待してもいいの――?


木下サンもあたしの事ちょっとは意識してるって……


期待……しちゃうよ…?





朝礼の間、ただただそんな事を考えていた。





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