想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
――それからあたしは、そそくさと部屋を出た。



鍵を閉め、新聞受けに放り込んだ。



足早に、近くのバス停へ向かった。



バスで駅まで行き、家に帰った。



……真相が、知りたい。



星来を、信じたい……。



今日、聞いてみようか。



どうせ、ハンドタオルは持って来てしまった。


無くなったと気付いたら、あたしが持ってった事は、すぐにバレてしまう。



合鍵を持っていたんだから……。



近いうちに、行くって言って置いたんだから……。




うん。



ちゃんと、聞いてみよう。



案外単純な事かも知れないし……ね。




あたしは、なるべく悪い方に考え無い様にして、


ひたすら星来の帰りを待った。




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