想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
「お〜いっ!木村ぁ〜!」


わ……!


安藤サンてば、もう酔ってる!?


「女紹介してくれよぉ!

俺……山口の事……

ちょっとだけ気に入ってたんだぜぇ?」



そ、そうだったんだ……。

てか、ちょっとだけって……。


「お、女、ですか!?
えーっと……」


「安藤、酔うの早ぇーよ!
木村、気にしなくていいからな?
真剣に考えるだけ、バカだぞ。」


木下サンは、そんな事言いながらヘラヘラ笑ってる。


バ、バカって……


何よぅ……。


でも……


なんだか、イイな。


こんな雰囲気……。


「どーせバカですよぉだっ!」


あたしは、木下サンに向かってイーッってした♪


まるで……、


お姉ちゃんと木下サンの事が、分かる前みたい。


ずっと……


こんな風な関係で、居たい。





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